夏の終わり
雨が降ってる、明日も雨だそうだ
九月になって、暑さのピークが過ぎて、朝晩涼しくなって、そんなありきたりなこと思ってたりして
僕は自転車をこぎながら春巻きを食べていた
パンクした自転車で、全てがうんざりだ
途中のミスドで、ガラス越しに楽しそうにおしゃべりをしながらドーナツを食べるご婦人がたを横目に見る、なんだか時間の流れが違うようだ
僕はこの人たちに、なんとか一発ヤラせてもらえないかお願いしたかった
自分の存在を肯定してほしかった
僕はいつも皆ハゲて心を病めばいいと思ってるんです
痛みを知らない人間は、それを想像することもできないんだろうな